自立活動とは
○ 特別支援学校に在籍している児童生徒は、日常生活や学習場面において「やりたいと思ったことがうまくできない」など様々なつまづきや困難が生じることがあります。自立活動では、つまずいている部分を改善・克服し、自分の力を可能な限り発揮してより良く生活ができるようにするため、個々の障害の状況や発達段階に応じて適切な目標を立て、必要となる力を身に付けていきます。
1 健康に過ごすための勉強(区分1:健康の保持)
着替えやトイレなどの身の回りのことをきちんと行ったり、生活リズムを整えたりして健康に過ごせるようにするための勉強です。
2 気持ちを整える勉強(区分2:心理的な安定)
自分の良いところや苦手なことを知ったり、気持ちをコントロールしたりして、落ち着いて生活できるようにするための勉強です。
3 人との関わり方の勉強(区分3:人間関係の形成)
相手の気持ちを考えたり、状況に合わせて行動したりして、周りの人と仲良く協力して生活できるようにするための勉強です。
4 いろいろな感覚を使う勉強(区分4:環境の把握)
自分の持っている感覚(見る、聞く、触れる、遠近や高低など)を上手に使えるようにしたり、様々な状況(苦手な音、予定の変更など)への対応を学んだりして、場面に応じた行動ができるようにする勉強です。
5 体の動かし方の勉強(区分5:身体の動き)
姿勢、体の動かし方、手先の使い方や力加減などを学び、体力、筋力の向上や日常生活動作を円滑に行えるようにするための勉強です。
6 コミュニケーションのとり方の勉強(区分6:コミュニケーション)
話し方、聞き方、態度やいろいろな場面でのルールなどを学び、相手に思いや気持ちを伝えることができるようにする勉強です。